2017/07/05

更年期障害とは?更年期障害であらわれる10の症状と、原因と対策

更年期障害とは?更年期障害であらわれる10の症状と、原因と対策

「年齢を重ねるにつれてさまざまな不調を感じるようになった」という場合、その不調はもしかしたら更年期障害の症状の1つかもしれません。

そこで今回は更年期障害であらわれる10の症状について紹介していきたいと思います。

また、更年期障害の2つの原因と8つの対策についても紹介します。

その症状に心当たりがある方は、更年期障害始まっているかもしれません!
不安を感じている方も多いかもしれませんが、まずはその原因と対策を知るところから初めてみてはいかがでしょうか?

 

 

更年期障害とは

更年期障害とは

更年期障害が引き起こしているあらゆる不調はエストロゲンという女性ホルモンの1種の働きが密接に関係しています。

このエストロゲンは8、9歳の頃から分泌され始めてその分泌量は30代半ばにピークを迎えます。
それ以降は卵巣機能が低下するのと伴い徐々にエストロゲンの分泌量も減り、40代半ばになると急激にエストロゲンの分泌量が減少していきます。

このエストロゲンの突然の減少に身体がついていけず引き起こされているのが更年期障害の症状なのです。

また、過度のストレスや無理なダイエット、乱れた食生活や不規則な生活を続けていると若いうちにも若年性更年期が現れる場合があります。

 

 

更年期障害であらわれる10の症状

更年期障害の症状① のぼせ・ほてり

更年期障害の症状① のぼせ・ほてり

のぼせやほてりは“ホットフラッシュ”とも呼ばれていて、更年期になると起こりやすい症状の1つです。

エストロゲンの減少に悩の視床下部が慌てて自律神経が暴走し、発汗のコントロールができなくなることで顔や上半身が急激に熱くなり汗が止まらなくなってしまいます。

熱くなった後は急激に身体が冷えたり、上半身は熱いのに下半身は冷えを感じるという状態になる場合もあります。

 

更年期障害の症状② 汗をかきやすくなる

更年期障害の症状② 汗をかきやすくなる

先ほど紹介したように、エストロゲンの分泌量が減ると発汗のコントロールができなくなり汗をかきやすくなります。

真冬でも急激に大量の汗をかく場合があるので発汗により身体を冷やさないように注意しなければなりません。

 

更年期障害の症状③ 肩こり

更年期障害の症状③ 肩こり

エストロゲンが減少して自律神経が乱れることで肩こりの症状が現れます。

更年期で現れる肩こりは日常生活に負担をかけるほどひどいものも多いので、負担を増やさないようにストレッチやマッサージで血行を促進させて症状の緩和に繋げていきましょう。

 

更年期障害の症状④ 頭痛

更年期障害の症状④ 頭痛

更年期障害で起こる頭痛は悩の血管壁のけいれんや収縮が原因だと言われています。

もちろん、けいれんや収縮にはエストロゲンの急激な減少が関係していると考えられています。

もともと頭痛持ちの方は更年期になると悪化しやすい傾向にあるようです。

 

更年期障害の症状⑤ めまい・ふらつき

更年期障害の症状⑤ めまい・ふらつき

めまいには目の前がぐるぐると回っているように見える“回転性めまい”と、ふわふわとする“浮動性めまい”、気が遠くなるような感覚に陥る“失神感”などの種類があります。

更年期障害の影響で起こりやすいめまいは身体がふわふわと浮いたような感じがする浮動性のめまいです。

更年期になると脳の視床下部が混乱することで自律神経が乱れ、このようなめまいやふらつきなどの症状が現れると言われています。

 

更年期障害の症状⑥ イライラしやすくなる

更年期障害の症状⑥ イライラしやすくなる

ホルモンの分泌量の変化は感情とも密接に関係しています。

そのため、更年期になるとちょっとしたことでイライラしてしまったり不安定になったりと、感情のコントロールが難しくなってしまいます。

感情の起伏に追い付かずふさぎこんでうつ状態になってしまう場合もあります。

 

更年期障害の症状⑦ 眠れなくなる

更年期障害の症状⑦ 眠れなくなる

エストロゲンが減少すると自律神経が乱れて寝付きが悪くなったり、眠りが浅くなってしまう場合があります。

眠れなくなった場合には身体が心地よい疲れを感じる程度に運動したり、ぬるめのお湯で半身浴することで改善効果が期待できます。

 

更年期障害の症状⑧ 生理不順・不正出血

更年期障害の症状⑧ 生理不順・不正出血

生理不順や不正出血は更年期に入り卵巣機能が低下することで引き起こされる症状です。

更年期に入ると徐々に生理が終わりに近づいていくので、生理とは違う不規則な機能性出血が起こることが多くなります。

機能性出血は自然と治まることが多いですが、子宮や卵巣の病気でも不正出血が起こる場合があるので不安な場合には早めに産婦人科を受診しましょう。

 

更年期障害の症状⑨ 記憶力の低下・物忘れ

更年期障害の症状⑨ 記憶力の低下・物忘れ

年齢を重ねるにつれて記憶力の低下や物忘れという症状は現れるものですが、更年期に入るとホルモンバランスの影響でも悩の働きが低下するので物忘れがより激しくなる場合があります。

ある程度の記憶力の低下や物忘れなら仕方のないことなのですが、認知症の初期症状の場合もあるのであまりにも物忘れが激しい場合や周囲の人に注意された場合には1度医師に相談することをおすすめします。

 

更年期障害の症状⑩ 便秘・下痢

更年期障害の症状⑩ 便秘・下痢

便を排泄するための蠕動運動は自律神経の支持によるものです。
そのため、エストロゲンが減少して自律神経が乱れると蠕動運動に不調が生じて便秘や下痢になってしまうのです。

また、更年期障害からくるあらゆる身体の変化に強いストレスを感じて便秘や下痢になってしまう場合もあります。

 

 

更年期障害の2つの原因

更年期の原因① エストロゲンの減少

更年期の原因① エストロゲンの減少

日本人女性の閉経は平均50歳前後と言われていて、この閉経を挟んだ45~55歳までの時期のことを更年期と言います。

更年期になると卵巣の働きが弱まって、卵巣から分泌されているエストロゲンというホルモンの量が急激に少なくなります。

ホルモンのバランスが乱れると自律神経も正常に働けなくなってしまうので、更年期障害のさまざまな症状が引き起こされてしまうのです。

 

更年期の原因② ホルモンバランスの乱れ

更年期の原因② ホルモンバランスの乱れ

無理なダイエットや過度なストレス、不規則な生活習慣や乱れた食生活を続けているとホルモンバランスが乱れてしまいます。

そうなると更年期にならなくても若いうちから若年性更年期障害を引き起こしてしまう場合があります。

 

 

更年期障害の8つの対策

更年期の対策① 生活習慣の見直し

更年期の対策① 生活習慣の見直し

更年期障害を対策するにはまずは生活習慣を見直す必要があります。
乱れた生活習慣を続けていれば自律神経が乱れやすくなってしまうので、寝不足にも注意が必要です。

忙しくて生活習慣が乱れてしまっているという方は自分の身体を大切にすることを意識して生活リズムを整えていきましょう。

 

更年期の対策② 食生活の見直し

更年期の対策② 食生活の見直し

食生活で更年期障害の対策をするなら栄養バランスのよい食事が基本です。
そこにホルモンバランスを整える働きのある亜鉛やビタミンEをプラスするとさらに効果を期待しやすくなるでしょう。

また、エストロゲンに似た働きを持つ大豆イソフラボンも更年期障害の対策には欠かせません。

どんなに身体に良いと言われている栄養素でも多くとれば効果が高まるわけではないので、適量を毎日摂取するように心掛けていくと良いでしょう。

 

更年期の対策③ 適度な運動を取り入れる

更年期の対策③ 適度な運動を取り入れる

ウォーキングやジョギングなどの適度な有酸素運動は自律神経のバランスを整えるためにも最適です。

適度な運動は呼吸器官や循環器系にも効くと言われているので、身体の不調でお悩みの方は積極的に取り入れていくと良いでしょう。

また、運動することで心地よい疲れを感じてぐっすりと眠れるようにもなりますし、リフレッシュできるので気分転換にもぴったりな対策法になります。

 

更年期の対策④ ツボ押しをする

更年期の対策④ ツボ押しをする

内側のくるぶしから指3本分上にある三陰交というツボは更年期障害や生理不順に効くツボです。
両足にあるのでそれぞれ5秒間、5回を目安にツボ押ししていきましょう。

三陰交は骨盤内の臓器の血行を促す効果があるのでお腹が冷えやすいという方にもおすすめです。

ツボにはたくさんの種類があるので、自分にあったツボを見つけて習慣として取り入れることで更年期障害の対策に役立てていきましょう。

 

更年期の対策⑤ 考え込まない

更年期の対策⑤ 考え込まない

更年期障害はそれぞれ症状の差はあるものの、誰にでも起こりうるものです。

あまり神経質になっているとそれ自体がストレスになって症状を悪化させてしまう場合もあるので、パートナーや友達とおしゃべりしてストレスをため込まないことも大切なことです。

時には時間を忘れて趣味に没頭してみるのも良いでしょう。

 

更年期の対策⑥ 漢方やサプリメントを飲む

更年期の対策⑥ 漢方やサプリメントを飲む

漢方はそれぞれの体質に合わせて飲むことで体質改善の効果が期待できますし、サプリメントは食事では摂りきれない栄養を補給するために最適なアイテムです。

症状が辛い場合にはこのようなアイテムを取り入れることで症状を緩和したり対策に役立てていくと良いでしょう。

一般的に漢方なら加味逍遥散、サプリメントならプラセンタが効くと言われていますが、症状には個人差があるので自分の症状や体調に合った漢方やサプリメントを取り入れると効果を実感しやすくなるでしょう。

 

更年期の対策⑦ アロマでリラックス

更年期の対策⑦ アロマでリラックス

香りの刺激は大脳辺緑系に直接作用して自律神経に働きかける効果があると言われています。
そのため、アロマテラピーは更年期障害の対策にもぴったりな方法なのです。

ラベンダーには睡眠薬と同じような効果があるという研究結果が出ているほどアロマテラピーの効果は高く、趣味として取り入れるのもおすすめです。

 

更年期の対策⑧ 笑う・ときめく

更年期の対策⑧ 笑う・ときめく

エストロゲンは笑顔でいるときや心がときめいているときに分泌されると言われています。
映画やドラマを観るのも良いですし、趣味を楽しむのもOK。

笑顔でいることを心がけるだけで身体の不調が整うという効果もあるので、ストレスを感じやすくなっている時期だからこそ笑顔やときめきを忘れずに過ごしていきたいですね。

 

 

更年期障害に効くおすすめ漢方薬7選

更年期に効く漢方薬① 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

更年期に効く漢方薬① 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

当帰芍薬散は古くから多くの女性に用いられてきた漢方薬です。

体力不足やめまい、疲労、頭痛、肩こり、生理不順、貧血に効果を発揮してくれるので更年期を迎えてから疲れやすくなった方や、血行不良からくる頭痛、肩こりでお悩みの方には最適な漢方薬です。

また、更年期障害特有の寝付きの悪さにも効果があると言われているので、寝付きが良くなることで寝不足からくる不調の改善にも役立ってくれることでしょう。

 

更年期に効く漢方薬② 桂枝茯苓丸けいしぶくりょうがん

更年期に効く漢方薬② 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)

桂枝茯苓丸は更年期障害特有の精神不安に効果的な漢方薬です。

その他にも身体のほてりやのぼせ、冷え、めまいにも効果を発揮してくれるので心だけでなく身体の不調を治したいという方にも多く用いられています。

さらにニキビやシミの改善にも役立ってくれるので肌トラブルでお悩みの方にもおすすめの漢方薬となっています。

 

更年期に効く漢方薬③ 加味逍遥散かみしょうようさん

更年期に効く漢方薬③ 加味逍遥散(かみしょうようさん)

加味逍遥散は身体の冷えや生理不順、血行不良からくる頭痛や肩こりに効果を発揮します。

また、加味逍遥散は更年期障害の症状全般に効果があると言われていて、特にイライラやストレスの解消にも大きな効果を発揮してくれます。

イライラやストレスが無くなることで気持ちが落ち着き、寝付きが良くなったという方も多いようです。

 

更年期に効く漢方薬④ 半夏厚朴湯はんげこうぼくとう

更年期に効く漢方薬④ 半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)

更年期になり吐き気や胃の不快感などの不調を感じやすくなったという方は非常に多いです。

半夏厚朴湯は吐き気や神経性の胃炎、のどの異物感にも効果を発揮してくれるのでまさに最適な漢方薬になるでしょう。

吐き気や胃の不快感は食欲までも奪ってしまうので食欲がないという場合にもおすすめです。

 

更年期に効く漢方薬⑤ 八味地黄丸はちみじおうがん

更年期に効く漢方薬⑤ 八味地黄丸(はちみじおうがん)

八味地黄丸はどちらかと言えば男性の更年期障害に用いられることの多い漢方薬です。

下半身の冷えや頻尿への効果が高く、残尿感、冷え、疲れ、むくみ、しびれなどにも効果を発揮してくれます。

 

更年期に効く漢方薬⑥ 抑肝散半夏陳皮よくかんさんはんげちんぴ

更年期に効く漢方薬⑥ 抑肝散半夏陳皮(よくかんさんはんげちんぴ)

更年期になると女性ホルモンが急激に減少してイライラやストレスが溜まりやすくなると言われています。

そんなときに用いられるのがこの抑肝散半夏陳皮です。

気持ちが不安定になると日常生活にも支障をきたす可能性が高いので、漢方薬で内側から改善できるというのはとても嬉しい効果ですね。

 

更年期に効く漢方薬⑦ 温清飲うんせいいん

更年期に効く漢方薬⑦ 温清飲(うんせいいん)

温清飲は更年期障害の症状全般に効く漢方薬だと言われています。

お肌の乾燥やくすみにも効果を発揮してくれるので、肌トラブルでお悩みの方にもおすすめの漢方薬です。

更年期を迎えて皮膚のバリア機能が低下してお肌が乾燥しやすくなった方や、乾燥からくるかゆみにお悩みの方にも救世主となってくれることでしょう。

不安定になりやすい精神状態を落ち着かせる効果も高いので、心とお肌の不調を感じやすくなった方には最適な漢方薬です。

 

 

おわりに

更年期障害が現れる期間は長い目で見ると人生のちょうど折り返し地点です。
あらゆる不調が現れるという事に恐怖や不安を感じてしまうかもしれませんが、誰にでも訪れるものなので必要以上に落ち込むことはありません。

パートナーや家族、友人に話しておくことで気持ちも楽になり、趣味やスポーツに積極的にチャレンジしてストレスを解消するのも大切なことです。

あらかじめ医師に相談しておけば医師のサポートを受けることもできますし、更年期を受け入れて生き生きと過ごせる環境づくりをしてみてはいかがでしょうか。

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