2017/01/12

肥満症の治療法は全部で5つ。自分にあった治療法を試してみよう!

肥満症の治療法は全部で5つ。自分にあった治療法を試してみよう!

肥満症は改善することで、肥満が原因で引き起こされている病気の治療にも役立つと言われています。
つまり、自分に合った肥満症の治療方法さえわかればあらゆる病気の改善にも役立つのです。

そこで今回は肥満症の治療法5つについて紹介していきたいと思います。

自分にあった治療方法を実践することで肥満症の改善にお役立てください。

 

 

肥満症の治療法5つ

治療法① 食事療法

治療法① 食事療法

食事内容の改善は肥満治療の基本となっていて、適切なエネルギーをバランスよく摂取し続けることがポイントになります。
特に食習慣はおよそ7歳までに形成されると言われているので、特に小児肥満麓に関しては家庭や学校での食育が必要になります。
そのため、子どもの頃から栄養バランスの良い食事を心がけるのはもちろんのこと、食事方法にも気を付けなければなりません。

食事回数2回/日以下と3回/日以上での肥満や肥満耐糖能異常、脂質異常の頻度は2回/日以下の方がその頻度が高いということもわかっています。
また、夕食を摂る時間が遅くなると摂取量が多なってしまい、中でも脂質摂取量が多くなる傾向にあると言われています。
このような生活習慣が続いてしまうと耐糖性異常や脂質異常のきたす例が多いです。

食事療法の成功例

米国における27施設では6ヶ月間で体重を7%減量できるように食事と運動の改善指導を行い、1日の総エネルギー量を1,200~2,000Kcalに制限し、脂質摂取を対総エネルギー比25%未満にして食事療法の有用性を示す大規模診療試験が行われました。
同時に速足歩行を週に150分以上行った結果、24週間後には約7kgの減量に成功しました。

このような食事療法はリバウンドの抑制も報告されているので、その後の健康維持にも役立つ治療法と言えるでしょう。
また、治療する際には日々の食事摂取量や体重を記録して視覚に訴えることも重要なポイントになります。

 

治療法② 運動療法

治療法② 運動療法

生活が豊かになると身体活動量が低下して運動不足に陥るので、生活活動の低下と肥満症はトレードオフの関係にあると言われています。
中には運動をする時間がないという方もいますが、たとえ1日15分程度の低活動でも不活動群と比べるとがんや心血管疾患、糖尿病などの発症は有意に低下することがわかっています。
このように運動をする時間が短くても、全く運動しない場合と比べると健康状態に大きな違いが出てくるのです。

また、中には年を重ねてから運動を始めて本当に意味があるのかどうかと疑問に感じる方も多いでしょう。
これに関してもランニングやサイクリングなどの有酸素運動を用いた研究がおこなわれていて、30歳以前で始めても40歳以降で初めても安静時心拍数や最大酸素消費量の改善に差はないということがわかっています。

また、心エコー検査に関しても両者共に心機能の向上が認められていることから、年齢を理由に運動療法をためらう必要はないと言われています。

ウォーキングがおすすめ

肥満症でお悩みの方は誰でも始められるウォーキングにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
ウォーキングは肥満の予防・改善を目的とした運動療法の基本で、道具を用意する必要もないので思い立ったらすぐに始めることができます。

光を浴びるのも肥満症予防に

近年では光を浴びる量とタイミングがBMIに影響することもわかっていて、朝日に当たりながら散歩をすることで健康増進に良い影響を与えると言われています。
また、「早寝、早起き、朝ごはん」をモットーに、朝ごはんの前に朝日を浴びる習慣を付けるのも良いですし、運動の内容や量によらないのであれば散歩とはいかないまでも新聞を取りに行った際にちょっとした運動をしたり、太陽のもとで光を浴びながら新聞を読むことも良いと解釈されています。

このような些細な行動の変化でも肥満予防には効果があると考えられているのです。

 

治療法③ 行動療法

治療法③ 行動療法

行動療法とは、体重を減量した上でそれを維持させるような食習慣やライフスタイルを作り上げることです。
肥満症の発症要因はさまざまですが、食行動が行動療法の最大のターゲットであることは間違いありません。
そして行動療法は患者の主体性を確保して治療動機水準を高め、減量と長期維持を可能にする上で必要不可欠な治療法だと言われています。
そのため、先ほど紹介した食事療法や運動療法を選択した場合でも、治療をスタートした時点で行動療法を導入することが望ましいです。

行動療法では問題を抽出し、分析する

行動療法の流れとしては肥満症の発症因子や治療の阻害因子になる問題点を抽出し、分析する必要があります。
そのために日々の食事や体重などを記録しておくことはとても大切なことです。

この解析に基づいてライフスタイルや食行動を修正して適正行動を実行することで肥満症の治療に役立てていくのです。
例えばストレスへの対処や身の回りにお菓子がある、テレビでグルメ番組を見るというような過食を誘発する刺激を回避するというのが行動療法になります。
そして最も重要なのは修正された適正行動が継続していくということです。

行動療法は急激な減量はないものの、とてもシンプルな方法なので他の治療法と併せて行うことでより体重変化を実感しやすくなり治療のモチベーションも上がるでしょう。

 

治療法④ 薬物療法

治療法④ 薬物療法

薬物療法は食事療法や運動療法などの非薬物療法を3か月程度続けても“改善が認められない場合に”取り入れられる治療法です。
現在、日本ではマジンドールとセチリスタットという肥満治療薬が発表されています。

マジンドール

マジンドールはアドレナリンの再取り込み阻害薬です。
アンフェタミン系薬物は前シナプス細胞からのアドレナリン放出を増強することで食欲抑制効果を発言しますが、アドレナリン放出が枯渇するとその作用は持続しません。
マジンドールは再取り込み阻害によって放出されたアドレナリンの作用を高めるため、中枢神経の興奮や依存性も起こりにくいと考えられています。

ただし、たくさんの注意点があるため「継続投与は3ヶ月まで」「1回の処方は14日分まで」など、保険診療上はとても厳しく制限されています。
処方可能期間が制限されているのは依存性や肺高血圧症の発症増加ににるものです。
また、副作用としては口渇感、便秘、胃の不快感、悪心などの症状が表れます。

セチリスタット

セチリスタットは膵リパーゼ阻害薬で、オルリスタットの類薬です。
オルリスタットと同様に膵臓から分泌されているリパーゼという酵素を阻害し、消化管内でトリアシルグリセロールが分解されることを防ぎます。
酵素が働かないことでトリグリセリドは加水分解されないので遊離脂肪酸の吸収が抑えられ、未消化のまま便として排泄されていきます。

食直後の服用が効果的とされているセチリスタットですが、主な副作用としては脂肪便や下痢があります。
また、便失禁が日常生活に支障をきたし服用を中止したという人もいます。

 

治療法⑤ 外科的治療法

治療法⑤ 外科的治療法

肥満症の外科的治療は減量手術としてだけでなく、糖尿病も含めた代謝改善手術としても注目を集めています。
外科的治療は胃を小さくして食事摂取量を制限することが基本です。

また、消化吸収を行っている腸管の距離を短くすることで栄養吸収を抑制するという方法をプラスする場合もあります。
ちなみに、皮下脂肪吸引や切除は肥満症の外科的治療ではありません。

ほぼ過半数が減量に成功している

術後2年以上経過観察した研究の報告によると、減量結果は過体重減少率が胃バンディング術で45.0%、スリーブ術で64.5%、胃バイパス術で65.7%という結果が出ています。

外科的療法は短時間で効果が得られる治療法ですが、手術だけで全てが解決するわけではありません。
メリットも多いですが、“手術”なのでそれ以上にデメリットも多いのです。

術後も他の治療法を取り入れることで肥満症の予防に繋げていきましょう。

 

 

おわりに

肥満症の治療法は5つあり、自分に合ったものを選ぶと治療も続けやすくなります。

自宅で簡単に治療を始めたい!痩せたい!脂肪を落としたい!という人には防風通聖散の服用をおすすめします。
病院でも処方される漢方で副作用が少なく、便秘や便秘からくる肥満症などの症状に効きます。

肥満症でお悩みの方は信頼できる医師にしっかりと相談することで肥満症を改善していきましょう。

肥満症でお悩みの方は信頼できる医師にしっかりと相談することで肥満症を改善していきましょう。

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