2017/01/10

肥満症は食事で改善できる!知っておくべき食事療法3つのポイント

肥満症は食事で改善できる!知っておくべき食事療法3つのポイント

 

肥満症は放置していると今以上に病気を発症するリスクが高まるとても危険な病気です。
しかし、肥満が病気を引き起こしている原因なので、根本の原因となっている肥満さえ治療することができれば他の病気の治療にも繋がります。

そこで今回は肥満症でお悩みの方必見の食事療法3つのポイントについて紹介していきたいと思います。

毎日の食事内容を見直すことで肥満症の改善に役立てていきましょう♪

 

肥満症治療の基本は食事療法

肥満症の治療には食事療法や運動療法、行動療法、薬用療法、外科的治療の5つの方法がありますが、治療の基本となっているのは食事療法と運動療法です。
特に食事療法は肥満症を治療する上で最も重要な方法と言えるでしょう。

肥満症になった方の中には「今まで何度もダイエットにチャレンジしたけど、十分な効果が得られなかった」という経験をしたことがある人が多いです。
肥満症の治療をするためにはそれぞれの経過や状態に合わせ、粘り強く治療を継続していく必要があるのです。
そのために、治療をする上で重要なポイントになるのが、無理のないスケジュールや現実的な目標を設定するということです。

1度のスケジュールで基準体重を目指すような減量だと、必ずしも現実的な目標とは言えません。
減量をしていくペースの目安としては入院治療なら1ヶ月で1~2kg、外来通院治療なら1ヶ月で0.5~1kgのペースを勧められるでしょう。

肥満症におすすめ!食事療法をする際の3つのポイント

ポイント① 摂取エネルギーの量をコントロールする

ポイント① 摂取エネルギーの量をコントロールする

食事で摂取したエネルギーが消費されるエネルギーを上回ると、その分が脂肪になり蓄積されてしまいます。
そのため、摂取エネルギーを減らして体脂肪を減量していく必要があります。

具体的にいくらカロリーを減らすのかはその人の年齢や性別、体重、肥満度、合併症の有無などを見ながら医師と共に決めていきます。
極端に食事量を減らすとリバウンドしやすくなってしまうので、一般的には基準体重あたり1日に25~30kcalの範囲で設定することが多いでしょう。

身長160cmの場合(体重1kgあたり25kcalの計算)
基準体重 = 1.6m × 1.6m × 22 = 56.3kg
56.3kg × 25kcal = 1400kcal

身長160cmの場合、1400kcalが1日分ということになります。

例のなかの22という数字は、男女ともBMIが22のときもっとも疾病が少ないことから、世界的にこの値を用いて標準体重が求められています。

 

ポイント② 栄養バランスが偏らないようにする

ポイント② 栄養バランスが偏らないようにする

食事から摂取するエネルギーの量を調節しながらも、必要な栄養素はしっかりと確保することも健康を維持する上では重要なポイントになります。

適度な減量を行うことで、エネルギー不足に加えてたんぱく質やミネラル・ビタミン不足にもなり、便秘やむくみ、皮膚トラブルや貧血、抜け毛などの原因になってしまいます。
1日3食、主食の炭水化物と主菜のたんぱく質、副菜でビタミンやミネラル、食物繊維をそろえて栄養バランスの良い食事を食べるようにしましょう。

主食(炭水化物)

炭水化物は脳や神経系のエネルギー補給のために必要な栄養素です。
炭水化物を極端に制限してしまうと血糖のコントロールがうまくいかず、低血糖になったり大量の脂肪がエネルギー源として動員されることでケストン体という物質に変わり、ケートシスという状態になる可能性があります。

また、体内のたんぱく質がエネルギー源として消費されてしまいます。
もちろん食べ過ぎは肥満の原因になってしまうので、ごはんやパン、うどんなどの炭水化物を主食にするときは毎食、量を決めて食べるようにすると良いでしょう。

主菜(たんぱく質)

私たちの身体は約20%がたんぱく質でできていて、これを保持するためにも毎日食事からたんぱく質を摂取する必要があります。
良質なたんぱく質を含んでいる肉や魚、卵、大豆製品などを使って主菜を作り、毎食ごとにしっかりとたんぱく質を摂取するようにしましょう。

副菜(ビタミン・ミネラル・食物繊維)

ビタミンやミネラルは微量栄養素と言われていて、身体の中では作ることができない栄養素です。
そのため、毎日の食事でしっかりと摂取しなければならない栄養素でもあります。

食物繊維は胃の中にとどまっている時間が長いため空腹感を和らげる働きがあり、炭水化物や脂肪の吸収を穏やかにする働きがあります。
野菜類を積極的に摂るのはもちろんのこと、海藻類やきのこ、こんにゃくなどの艇エネルギー食品をうまく活用するのもポイントです。

 

ポイント③ 食事の食べ方を見直す

ポイント③ 食事の食べ方を見直す

肥満症を治療するためには食事の内容も重要ですが、摂取エネルギーを減らすには食べ方を見直すというのも大切なポイントです。

  • 時間をかけてよく噛んで食べる
  • ながら食いはしない
  • なるべく間食をしない

このようなことを意識しながら食事を摂ることで効率よく摂取エネルギーを減らすことができるでしょう。
また、アルコール類は自制心のゆるみを招きやすいのでお酒を控えることも大切です。

毎日の食事を記録することで視覚からも訴えかけることができるので、「いつ・なにを・どれくらい食べたか」ということを記録するのも良いでしょう。
記録することで問題点がわかりやすくなり、問題部分を改善することで適切な食行動を習慣付けることができます。

 

 

これが効く!肥満症の治療に効果がある5つの漢方薬

漢方薬① 防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)

漢方薬① 防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)

防風通聖散は体力のある方向けの漢方薬で、麻黄や石膏などをベースにたくさんの生薬が配合されています。
発汗や身体の中にたまった余分な熱を冷ます清熱、便秘改善、利尿、血行促進などの効果を期待することができるので、代謝や便秘を促しながら肥満体質を改善していくというものになります。

特に便秘や肥満、充血、ほてり、顔面紅潮などの症状があるいわゆる太鼓腹の方に用いられることが多いです。
また、メタボリック症候群にも適する漢方薬だと言われています。

 

漢方薬② 大柴胡湯(だいさいことう)

漢方薬② 大柴胡湯(だいさいことう)

大柴胡湯も体力のある方向けの漢方薬です。
みぞおちから脇腹にかけて重苦しく、張っているように感じる胸脇苦満(きょうきょうくまん)や、みぞおちがつかえて硬く感じる心下痞鞭(しんかひこう)が認められ、便秘や耳鳴り、肩こり、口の苦さがある場合に用いられます。

大柴胡湯に含まれている大黄という生薬には便秘を促す作用や抗炎症作用があるので、特に胸脇苦満や炎症を抑えるために効果的な生薬だと考えられています。
比較的体格ががっしりとしていて、いわゆる固太りタイプの方に用いられることが多いです。

 

漢方薬③ 柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)

漢方薬③ 柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)

柴胡加竜骨牡蛎湯は比較的体力のある方向けの漢方薬で、のぼせを改善する桂皮や鎮静作用のある竜骨・牡蛎、利尿作用を持つ茯苓などの生薬が配合されています。
おへその上部や株に動悸があり、便秘気味で不眠、不安、抗鬱、多夢などさまざまな神経症状が強く表れているときに用いられます。

また、腰から下がなんとなく重く感じるという症状も柴胡加竜骨牡蛎湯の使用の目安になります。
薬剤メーカーによっては大黄を配合していない場合もありますが、便秘を解消することで肥満を改善する効果が期待できます。

 

漢方薬④ 桃核承気湯(とうかくじょうきとう)

漢方薬④ 桃核承気湯(とうかくじょうきとう)

桃核承気湯は弛緩性便秘で体格がよく、体力がある方向けの漢方薬です。
左下風部の抵抗や圧痛があり、便秘や冷え、のぼせ、頭痛、めまい、肩こり、不眠、耳鳴りなどの精神症状や腰痛、月経痛を伴う場合に用いられます。
便秘を解消することで肥満を改善する効果が期待できます。

 

漢方薬⑤ 防己黄耆湯(ぼういおうぎとう)

漢方薬⑤ 防己黄耆湯(ぼういおうぎとう)

防己黄耆湯は体力のない方向けの漢方薬で、防已と黄耆という生薬が配合されています。
利尿作用によりむくみを取り除いてくれるので、ぶくぶくと肥り色白で多飲多汗、息切れしやすいタイプの方に用いられます。

また、変形性関節症など水分を取り除くことでその症状が軽くなる場合にも多く用いられていて、いわゆる水太りタイプの方に用いられることが多いです。

 

 

おわりに

肥満症を改善するにはまずは毎日の食生活の見直しが必要になります。
さらに運動療法や肥満症に効く漢方薬を取り入れることで治療のサポートとなり、減量の効果を実感しやすくなるでしょう。

漢方薬は個人の体質に合わせて使用することで本来の効果が期待できるものです。
初めて服用するという方は医師や漢方医に相談して、肥満症の治療に漢方薬を取り入れてみてはいかがでしょうか。

肥満症で病院でも処方される防風通聖散はおすすめです。

肥満症を改善するには毎日の食生活の見直しが重要です。

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